地獄の始まり その2
パチンコに行く時間が多くなってきた私は自信を持ってました。
「10万円の借金なら小遣いの範囲で何とか返せる!(妻に内緒で)」
これまでの経験からそう思ってました。
借りても勝てる時があるし、すぐにトントンになるだろうとね。
普通はトントンになる確率の方が低いのにそのことが頭ではわかっていましたが、本当に理解していたかというとカミングアウトする10年後までわかっていなかったと思います。
スロットしたことのある方はわかると思いますが、ジャグラーを打ってもリターンが少ないのと演出に飽きてくるとハイリターンのものに変わってきました。
今ならゴッドのようなものを好んで打ってきました。1,000円が10分もたないんです。
10万までなら!といってキャッシングしましたが、すぐにその10万に到達してしまいました。
じゃあ、こっそり返すぞ!
と思っていましたが、転職した先は飲み会が多く、小遣いのほとんどは飲み会代に消えていく...
じゃあパチンコで借りたからパチンコで返すぞ!
そしたらお付き合いも今のままでちょうどいい!
こうして借金が増えていくことになるのですが...
地獄の始まり
10年前に私の実家から県外の妻の実家へと引っ越しをすることになりました。
理由は私が次男であり、実家には長男が県外から戻ってきたことと、妻が両親のそばにいたいという願いからでした。
私は実家がある街が大好きでしたが、妻の願いを優先し、また、仕事も安定した仕事に就くことができたことから決断に至ったわけです。
のちに妻も仕事に就くのですが、その仕事が夜勤のある介護系でした。
小さい子供が2人おり、子育ても手伝える部分は手伝い夜勤の時も大体は子どもと3人で家で過ごしていました。
友人がいないけれど妻と子どもがいる生活がとっても幸せな状態だった。
子どもの成長とともに、妻の夜勤の時等に、私のことを良くしてくれる義父母より「子どもを預かるからゆっくりしたら?」と言われ預かってもらうことが増えてくると、無趣味は私は暇(笑)
家の前はパチンコ屋さん...
行くしかないっしょ!
ということで、パチンコに行く頻度が多くなってしまいました。
小遣いも2万のままで、そして何より借金を返すことができる!という自信をつけて!
初めての妻に内緒の借金
以前の借金(前述の2件)を簡単に返済し、しばらくたって結婚をしました。
その間に給料はある程度上がり、月に18万程度の手取りがあったと思います。
結婚後、給料は妻に管理する体制をとったのですが、小遣いは2万円となり、使えるお金があまりなくなったので、やっぱりそこで考えたのはパチンコでした。
妻はあんまり小遣いの用途に対してとやかく言わないタイプですので、パチンコにいっても怒るタイプではありませんでした。
ラオウを倒すべくパチンコに行ってたのですが、トータルで勝てるわけがなく、10万円ほど借り入れをしてしまいました。
銀行のキャッシングを使ったのですが、すぐに限度額いっぱいになり、返済ができなくなったことから、銀行で月6,000円支払いの借り入れに切り替え、1年以上かけて返済することにしました。
すると、家に銀行から手紙が…
妻「なにこれ?」
えもん「あ...株で損が出て...」(株なんてしてないですけど)
妻「ふぅ~ん」
えもん「もうやめたから...」
これは焦りましたが何とか切り抜けた!
もう二度と借金は作らないと心に誓い返済を終了。
返済の間はパチンコも行くのをやめていました。
今振り返ると
きちんと返せたのが変な自信になっていったのが、歯車の狂いだったと思います。
初めてのキャッシング
今回は初めてのキャッシングについて書きます。
これも16年前のことです。
当時の給料は手取りで13万円くらいでした。
毎月の支払内訳は
同居する親への生活費:3万円
奨学金の返済:1万7千円
生命保険代の支払:1万円
携帯代:8千円
車の保険代:1万4千円
ガソリン代:5千円
車のローン:1万5千円 計9万9千円
これが月々かかる経費でした。ということは。。。
月にお昼代と遊ぶお金が合わせて3万円しかない!(若い時にはきついっす)
そこで思いつくのが、パチンコでお金を増やそう!となったわけです。
当時はパチスロ獣王がかなり流行ってた記憶があります。
がぉ~!ぱお~ん!
と、のめりこんだ結果お金が無くなりキャッシングに手を付けるわけです。
2か月で7万円のキャッシング!
その時は利息のことも考えず気軽にキャッシングしてました。
2か月後請求書を見て目が飛び出たのを覚えています。
なんと7万円の借金に対して利息が2か月で4千円!
もう二度と借りない!と心に誓ったはずなのですが...
借金との出会い
初めての借金は今から17年前
子供のころから親に「サラ金は怖い」「借金は作るな」と教えられて育ったのですが、
私自身が無知だったことから、サラ金とはなんぞ?と思ってました。
社会人になったばかりの頃。給料も少ないうえに、社会人としてのお付き合いなどもあり、実家に住んでいましたが生活費はかつかつの生活をしていました。
先輩「えもん、スノーボードにいくぞ!」
えもん「道具持ってないっす」
先輩「買えや」
えもん「金ないっす」
先輩「クレジットカードで買えば?」
えもん「初めてなんすけど大丈夫っすか?」
先輩「ボーナスの一括なら負担もないからいいんじゃない」
という感じで、カードをそこで作って80,000円のスノーボード道具を買ったのが初めてでした。
親の教育もあり、恐ろしいカードや!と思った部分と、大人になった自由な感覚、そして激しい罪悪感等が入り混じった感覚になりました。
しかし、周りに流されてしまう自分がそこにありました。
そこからキャッシングをするまでには時間はあまりかからなかったですね。
その話は次回以降で